2016年 09月 09日
無題 |
今吹きの作業は全くやっていない。これから展示や野外が続くこの忙しい時期になぜかと言うと、それは近くに雷が落ちて溶解炉の温度調節関係の電子機器があらかた壊れてしまったからだ。
2,3日前のことか。その時のことを思い出すといまだに腹が立つ。つまらんもん空から降らせやがって、と。勝手に放電すんな。じーっと我慢しとけこのバカ。雷という文字が妙にかっこいいのも腹が立つ。
目の前に雷が落ちて工房の電子機器が壊れるのは実は初めてではない。2度目だ。兵庫の工房の時にもあった。
そんなにしょっちゅう落ちるものか。雨男の方が随分ましではないか。
修理には大体60万くらい掛かるようだ。火災保険に入っとけばよかった。愚かだった。
本来吹きガラスの仕事というのはそういうことがちゃちゃっと出来る人間がやるべきもので、
私みたいのなのはすでにそこで決定的なハンデを負っている。
昨日、カラーミーショップのお客様と沖縄の友人が慰めてくれて、ほんとにうれしかった。その沖縄の展示も在廊できなくなった。ジェットスターのお金は帰ってこない。
これから色んな楽しみをあきらめて、時々の読書と控えめな飲酒だけに絞ってがんばって年を越すので皆さん心の中で応援してください。
娘ももうすぐ結婚するので、大して親らしい事してやれなかった父親としては食事の時のコップや小鉢位は吹いてはなむけにしたい。
でも考えてみれば、知り合いのガラスをやっている人たちはみんなこういうリスクをしょって頑張っていて、経費もすごい。
だからやはり卸しの掛け率を7掛けにするのが順当と思うがどうだろう。
とにかくいまだに5掛けとか5.5掛けとか言ってくる奴、消えてくれ。
by satofukigarasu
| 2016-09-09 20:41