2014年 11月 21日
沖縄荷 |
ところで先日、那覇市壺屋のガーブ ドミンゴGARB DOMINGOにガラスを発送した。那覇のガラス工場で修業して初期の沖縄ガラスを強く意識した製作をしながらも、自分のガラスが沖縄県内で販売されることはないだろうと思っていた。観光土産としてガラスが圧倒的なシェアで入り込めんだろうと。だが、沖縄を去ってすでに20年、その辺の事情は随分変わりつつあるのかもしれない。知り合いに、実は最近那覇のお店と取引を始めて、と店名を告げると、そこはすごくいいとこだから頑張るようにと励まされたので、なんとか沖縄のガラスの小さな一角を占めることができるように努力したい。自分では勝手に初期沖縄ガラスの正統を継いでいると妄想しているので。
師匠はすでに故人となり、思い出の工場は移転後取り壊し、明治は遠くなりにけりだなと当時すでに平成だが何かしんみりした気持ちになり、那覇の友人の厚意で再び沖縄とガラスの縁を結べたのが本当にうれしい。ありがとう。
by satofukigarasu
| 2014-11-21 12:18