2017年 04月 03日
四月の近況 |
昨日の日曜、近所のイベントに参加したら、売り上げがゼロだった。うちは結構昔から野外の小さなイベントに出ていて、あまり考えずに出るものだから、家でゆっくりしている方が良いような微々たる売上のこともしょっちゅうだったが、それでも何一つ売れないというのは初めてのことで、出来るだけ地元のイベントには参加しようという方針だったが正直消耗してしまいそろそろ方針を変えようかという気持ちになった。ただそのイベントは別にクラフトとか手仕事とかの文言があるわけでなく、客層が少し特異だったかもしれないのでその点早計は禁物だが。
昨日店番したのは妻(可哀想なことをした)で、私は送迎と犬の世話をしながらガラスを吹いたのだが時間が細切れになり作業が深夜にずれ込んで、今日は嫌な疲れ方をしたのでもうやめて明日にしようかとも思ったが、ここで終わったらとてつもなく嫌な一日になってしまうと思って気分を変えるため日付が替わるくらいまで小さなコップを吹いた。仕事は時にこのような精神的な救いになるときがあり、そういえば兵庫県で工房の土地もまだ探せていない頃、仕事をしていないことでとても沈んだ気分になっていた時がある。そういう時に、見知った帯ノコの研ぎ屋さん、この人は私が製材所で働いていた時そこに出入りしていた人で、小型トラックで製材に使う帯ノコを集配するのだが、道でその車を見掛けると心底羨ましかったおぼえがある。決まった仕事をきっちり出来ていいなあと。
今自分は忙しくて休みが取れないことを嘆きがちだが当時から考えるとまだ幸せだろうと思う。
朝起きると昨日が最終日だった黄色い鳥器店の個展の売上報告がメールで送られて来ており、それを見て完全に復調。いいタイミングだ。有難い。
今日から淀屋橋のコホロの個展に向けて全力投入。今年は同じ白子町でビーズのアクセサリーを制作されている藤瀬まり子さんもいっしょに展示。私は装身具にはほんとに疎いのだが、この動物の形のビーズにはびっくりさせられた。自分が作ったわけでもないのに一人でも多くの人に見てほしいと思っている。
by satofukigarasu
| 2017-04-03 10:23