2017年 10月 17日
写真訂正の件 |
ちょっと前に、蔦屋での立ち読み中、私のガラスらしきものが別の作家名で掲載されていた事を書いた。
その後出版元に問い合わせて回答も頂いたので報告する。
書名は「暮らしにうつわ」(ナインヘッズ著)でワニブックスの出版である。
器の作り手や取扱店の主人に取材した、雑誌の器関連記事をもっと詳しくしてボリュームも増して写真も沢山入れてまとめて一冊にした感じの本である。
問題の写真はP10の、安土忠久さんの片口などがいくつか撮影されたもので、その一番左に写っているのがどうも私の「ピッチャー」に見えてしょうがないので、ワニブックスのホームページのお問い合わせ欄からメールを送ってみたところ、程なくして担当の方から返事をいただいた。
回答を要約すると、以下の通りで、丁寧な謝罪も添えられている。
写真のガラスは取材を受けた方の私物であり、厳密に作者確認作業を行ったわけではないので思い違いなどによる間違いが考えられる。
また、左のピッチャーだけは作風の違いが確認でき、加えて作者本人が自作と認めるのであれば本の記述の方が間違っていると思われる。
元よりクレームではなく調査を依頼したので、確認が出来れば私は満足なのだが、重版になった際は修正をする意向のようだ。
言ってみれば細かいことであり、本の内容に瑕疵があるわけではないのだが、見つけてしまった以上は私もガラスで世渡りをしている身であるから黙っているわけにもいかず、また安土氏に対してもそれでは申し分けなく、敢えて出版元の手を煩わせることにした。
可能性は低いが同書を読まれた方が当業務日報を目にした場合、間違いが正されるのを期待して報告した次第である。
ついでに書いておくと同書P19にも私の「カトラリー立て」のモールタイプとプレーンタイプが写っている。
なかなか読みごたえがある本なので器や器作りに関心のある方は書店で一度手に取られては、となぜか私が宣伝している。
by satofukigarasu
| 2017-10-17 10:30