2017年 10月 22日
特に名付けようがない記 |
先日、制御盤の中の壊れた部品を新品に交換してやっと火を入れることが出来て喜んでいると、炉温がいよいよ最高温に登り詰めようかという昨夕、馬鹿がふざけてデカい金管楽器を吹き鳴らすような音がブロワ周辺から聞こえだした。
ブロワというのは燃料であるガスと混合する空気を送り出す送風機のことだが、これが信じられないほどの音量の船の汽笛みたいな音で、それが夜中になっても断続的に鳴るのだから、初日は近所に何とか我慢してもらっても二日目からは苦情が来るに違いない。
昨夜はずっと工房と自宅居間を行ったり来たりするだけで、特に何もできないまま朝を迎え、なんで俺の工房だけこんなにトラブルが続くのかと恨めしい思いで、とにかく防音材でも巻くかとカインズでいろいろ買いこんで帰って来てみれば、炉の火が止まって工房がしんとしているのだなこれが。
ブロワが死んでしまった結果、炉の安全機構が働きガスも止めてくれて有難いことである。
やはり昔のように炉の熱源を手動に戻してしまおうかとも思うが、それはそれで大変だし、こういう時である、商売替えをしたくなるのは。
机と手工具だけで仕事が出来る人はいいなと。職訓に入り直そうかな。
とにかくインスタグラムの更新なんかやってる時勢ではないのだ。取りあえず太田胃散を飲んでこの胃痛を何とかしないと。
by satofukigarasu
| 2017-10-22 13:36